なぜ周りは再婚させようとするのだろう、彼氏ってもんを作らせたがるのか。
それは彼氏が出来れば、再婚すれば夫を忘れられると思っている死別未経験者のとんでもなく間違った考えがそこにあるからだ。いや、忘れるというのは大袈裟だとして夫よりもっといい人に出会えると思っている。んなアホな。
死別未経験者にとって死別は離婚と何ら変わらない。確かに離婚は2人の間に亀裂が入って離れる訳だからね、そらもっといい人見つけようと思うんだから忘れられる時もあるだろうよ。でもちょっと待て、自分が決めて別れた相手の事、生きてたって思い出す時ない？新しいパートナーができたら前のパートナーと比べたりする時あるだろ？自分達で別れを選んだってそうなるんだよ、別れを選んだ訳でもなくて相思相愛のまま死なれてみろ、全然無理っす。
死んだ人を超えることはできない、ましてや好きだった人はなおさらだ。再婚している死別経験者は、もちろん好きになったから再婚したんだと思う。でも結婚しても死別してしまったパートナーが１番であることに変わりはないと思う。中には運命の人ではない人と結婚してしまい離婚する前に死別してしまった人のような例外もあるかもしれないけど。子供達の事、経済的な不安、今のとてつもない寂しさに耐えきれず、死別した配偶者が１番であることを隠す大きな苦しみに比べても一緒にいたいと思う相手ができた人のみが再婚てできるんだと思う。
私も夫が亡くなってグリーフケアに行っていた頃は皆が口を揃えて「まだ若いんだから再婚しなきゃ」なんて言うもんだから、しなきゃならないもんなんだと思った事もある。だけど夫が亡くなってから私の中で男の人は異性ではなくなった。上手く言えないけど彼以外は男も女も人間という生き物なだけで異性とか同性とかない。なので恋愛感情もクソもないし声なんて掛けられた日にはぶん殴りたくなる位鬱陶しい。寂しくたって経済的に不安だって私にとっての異性は亡くなった夫だけだし、そもそも別れた訳じゃない、名字だって結婚した時のまま、今でも私は既婚者なのだ、再婚という言葉は適切じゃないと思っている。
さぁ今年はある掲示板のせいで年始から気分が悪い。ブログなんて書く元気なんかないはずだが怒りのパワーなのかな、いつも以上に普段なら気にならない事も気に障るしそれを吐き出したくて仕方ない。これは日記なんだからどんどん吐き出そうーっと。
