死別は離婚とは違う

死別は離婚とは違う。
知ってるよって思うだろうけどみんな離婚した人と同じこと言うから分かってないんだよね。

離婚は自分達で決めたことであり別れた後も会う事ができる、会えなくても相手は生きているのでせめてと相手の幸せを願う事ができる。再婚率も高いことから乗り越えられる悲しみなんだと思う。
死別は自分達の意思とは関係なく奪われる。別れた後はもちろん2度と会えないしこっそり見ることすら叶わない、せめて会えないならと相手の幸せを願う事すら出来ない。終わりにしようと決めた訳じゃないから乗り越えるなんて次元の違う話だし当然再婚率は低い。

でもみんなまだ若いんだから次があるとか早く忘れなきゃとか乗り越えなきゃとか言う訳だ…それは自分の意思で離れる事を選んだ人がいつまでも悲しんでたらそーゆー慰めかたが正解だろう。でも自分の意思とは関係なしに最愛の人を奪われて悲しんでる人にそれを言うのは逆効果どころか私にも亡くなった人に対しても失礼だと思う。
最初はこれを言われなんでこんな事言えるのかな、人の心あるのかなぁこいつ、なんて思ってたけど今は思う。パートナーを失う悲しみは一緒にいるのが当たり前で想像ができないんだと思う、てゆーか、無理。
だからいなくなるって事でじゃあ離婚と同じようなものなのだろう、そう思って結果離婚した人と同じ慰め方しかできない。そして余計に傷付ける。

心配してくれてるのは分かる、でも人生で一番悲しい出来事が起こったんだから世の中のありとあらゆる全ての言葉、まったく響かない。ただ黙って寄り添うかほうっておくのが一番いい。